花粉症
国民の4人に1人がスギ花粉症といわれており、そのうちの80%がスギ花粉症といわれています。年々増加傾向にあります。季節性の抗原では春のスギ、ヒノキ、夏のカモガヤ、ハルガヤなどのイネ科の雑草、秋のブタクサ、ヨモギなどのキク科の雑草が代表的です。通年性(一年中の抗原)ではハウスダスト、ダニや犬・猫などの動物系が代表的ですが、意外と知られていないものにゴキブリ(日本人の約10-20%に陽性)やガ(網戸に鱗粉をつけ室内へ拡散させる)なども原因となります。近年PM2.5や黄砂などの大気汚染は増悪因子と言われており、これらの飛散期にはアレルギー患者さんは更なる注意が必要となります。また喘息患者さんの約70%に鼻炎が合併していると言われており、鼻からのど、気管・気管支から肺はひとつのつながった気道であり、喘息のコントロールのためにも鼻炎の治療は重要となります。
※いずれかの症状が感じられた場合、悩まないでご相談ください。