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1.子供が安心して来院できる環境

耳鼻咽喉科の診察室は、たくさんの専門器具に囲まれているため、恐怖心を抱くお子様が多いかと思います。自分が子供の頃、まさにそうでした。 まず開業するにあたり、この点を見直しました。いかにも「病院」という雰囲気を作ると、来院するまでの段階でお子様に抵抗が生じます。待合室の雰囲気は、可能な限り心穏やかに過ごせるような設計を心がけました。また、キッズスペースを作る事で、少しでもお子様のの恐怖心をとる工夫をしております。 3歳頃まで成長されますと、徐々に慣らしていく事で暴れることもなくなるかと思います。まずは怖心を取り除くことから始めます。最初は時間がかかります。鼻の器具に、実際にお子様に触れていただき、心の準備ができるまで待ってあげるなどの工夫で、ほとんどのお子様は大丈夫になります。また当院では、鼻の吸引器具を2種類用意し、それぞれのお子様に合ったものを選ばせていただきます。前クリニック勤務時代は、6から7割近くの患者様がお子様でしたので、安心してお越しください。そして多くのお子様が嫌がる事なく、耳・鼻・喉を見せてくれるようになりました。 私には、小学生2人と0歳児の子がおります。子供の成長に関しての悩みや、何か気になることがございましたら、お気軽にお声をかけて下さい。3人の子育ての中で、さまざまな悩みがあります。育児中の父親としての経験も生かし、お子様たちの恐怖心を取り除き、親御さんの気持ちも汲みながら、安心して通院して頂けるよう努力を続けてまいります。そして、お父さん、お母さん方、祖父母、親戚の方、皆様に親しんで頂ける、何でも気楽に会話ができる環境作りを目指してまいります。

2.プライバシーの配慮

診察室が他の患者さんから丸見えの医院が多いのではないでしょうか?誰でも診察されている風景を見られるのは嫌なものです。当院では、診察室を完全にセパレートし、プライバシーに配慮を重視した診察を心がけます。若い女性が来受診しやすい環境を心がけております。

3.痛みに対する対処

私自身が痛がりで病院嫌いなので、特にこの点は人一倍意識しています。 耳鼻咽喉科は、他科とは違い、薬のみでなく、耳・鼻・喉の処置を同時に治療していく科であり、明らかに処置が多い科です。痛みの原因は、主にテクニックの問題です。 体の一部に器具が擦れる事で痛みが増します。痛みに対して細心の注意を払い、丁寧な処置を心がけます。安心してお越しください。

4.患者さんの待ち時間への工夫

予約制にする事で、院内での待ち時間を少しでも短縮できるよう心がけております。点滴、検査など、明らかに再診が必要な方は、時間を指定して待ち時間の短縮を図ります。順番が前後する事があるかと思いますが、ご考慮頂ければ幸いです。

5.最新機器の導入

当院では、まだ耳鼻咽喉科のクリニックでは珍しいCTスキャンを導入しました。特に副鼻腔領域で威力が発揮されます。ほとんどの施設は、単純レントゲンのみの設置かと思います。 振り返ってみますと、病院勤務時代は精査をする際、当たり前ですがより情報の多いCTで検査を行い、レントゲンはほとんど使用しておりませんでした。 また、前クリニック時代も、必要な症例は総合病院にお願いし、CTを依頼しておりました。レントゲンは、正面撮影のみなのでほぼ頰の部分しか読影できないのが現状です。 また、治癒しにくいパターンを調べると、カビが潜んでいたり、膿が溜まっていると思い込んでいたものが、ただ粘膜が少し腫れているだけで、実は未治療で済むケースも多々あります。 治療を行う上で、その根拠が重要です。中々治りにくい副鼻腔炎(ちくのう)でお困りの方は、是非ご来院下さい。本当にちくのうか? 内服加療で治癒可能か?未治療で済むケース・重症度判定、場合によっては手術が必要なケースもあります。しっかりと精査していきます。

6.癌診断に関して

大学病院・国立がんセンター勤務時代は、頭頸部がんの診察、外科治療に邁進してまいりました。実際、耳鼻咽喉科医と言えども、頭頸部がんを主に加療されている医師は少ないのが現状です。 耳鼻咽喉科の守備範囲は、頭蓋底(頭の底)から頸部食道までの範囲(舌がん・歯肉がんなどの口腔がん・副鼻腔がん・咽頭がん・喉頭がん・甲状腺がん・頸部食道がんなど)を治療しております。大学病院時代には、頭頸部外来にて、近隣の開業医・総合病院の先生方からの紹介を受けて、がん診断・手術加療・術後経過を診てまいりました。長引く声がれ、のどの違和感、治らない口内炎、首のしこりなどが続いている方は是非お越しください。 当院では、最新のカメラ(ファイバースコープ)を導入し、より詳細な動画を見ていただきながら、がん診断、精査させて頂きます。